僕にとって遠回りは無駄ではない
人生観とかそんな難しいことじゃないです。距離的な話ですね。でもバンドの話もします。
小さいころから歩くことや自転車乗って移動するのが好きでした。
その影響か数時間くらいなら平気で歩けます。多分。
大学生の時車の免許受け取るために鮫洲まで行ったのですが、帰りの電車賃なくて鮫洲から定期内の池袋まで歩きました。
約4時間
これはさすがに疲れました。
練馬に住んでいた時は家から駅まで2kmくらいありました。早歩きだと15分くらい、ゆっくり歩けば20分くらいかかってました。
でも全然苦じゃなかったです。
メイン通りが桜並木道なので春は桜が咲いてとてもきれいです。花粉が辛いけど桜が好きなので春は好きです。道を外れても桜の咲いてる道があるので癒されていました。通りから少し外れるだけで川が流れてたり、ちょっとした畑があったり、きつい坂があったり。
景色を見てるのも好きですね。兵庫にいたときのことを思い出します。
遠回り
家に帰るにはいくつかルートがあります。
疲れてるとき、何かやらなきゃいけない時、急ぎの時はもちろん家までは最短ルートで帰ります。
そうじゃない時は公園がある道、神社がある道、家の前をそのまま通り過ぎる道、商店街がある道などなど。帰り道なんて無限のルートを作れます。
別に僕は生き急いでるわけではないので、時間を遠回りすることに費やします。その間はぼけーと無の状態で散策してみたり、これからどうするか考えたり。どれだけ時間がかかっても、それは僕にとって決して無駄な時間じゃない。
その時間を設けることでなんだか頭がすっきりする気がするんです。
それだけでとてもいい時間を過ごした気がするんです。
だから僕はこれからも遠回りして歩きます。
バンドにおいての遠回り
今の時代効率重視、スマートであることがいいとされてますよね。バンドにおいてもスマートに効率よく、要領よく。
なるべくうまく立ち回る感じ。
しかし僕はそういうのはしらけます。
何か得たら何か失うもんだと思うし、無駄なことしてなんぼでしょう。遠回りや回り道してなんぼでしょう。もっとシンプルなことだと思います。
バンド目線というか、どっちかと言えばリスナー目線なのかな。くだらん僕の価値観だからわかる人だけにわかればいいと思ってます。
泥臭いバンドのほうがかっこええ。MCで感動すること言ってるより、次のライブの宣伝するより、物販あるよって話するより、黙ってライブしてるバンドの方が僕は好きです。
もちろんこれを否定してるわけじゃないです。絶対次のライブの宣伝はした方がいいし、物販あるのも伝えた方がいいです。
それでもなんか、伝わりますかね?